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ファッション業界のラーメン大王と呼ばれた時期もあったが、今年は30杯食べるのがやっとだった(夏場の幸楽苑・和風ざるラーメン&日高屋・黒酢冷やし中華はそれぞれ10杯は食べているがカウントせず)。

 既に前に紹介した5杯は含まず。アッサリした中にコクのある、そしてあまり加水していないストレート気味の麺が私の好みのようだ。

1 三田 慶大仲通り「むらさき山」 中華そば750円

 今年のベスト。

 母校のケイナカにこんな旨いラーメン屋が10年ほど前にできていた。

 黒いのは揚げネギ。82点。

「むらさき山」 中華そば750円

    

2 目黒 権之助坂ラーメン「しみる」 濃厚煮干しラーメン800円

 煮干しラーメンブームは現在も継続中だ。

 「しみる」という変わって店名だが、本当に煮干しのスープが体に滲みる感じのラーメン。

 煮干しラーメンの本場青森の流れのようだ。80点。

「しみる」 濃厚煮干しラーメン800円

    

3 銀座 麺「風見」 濃厚酒粕そば950円

 新潟系ラーメンなのか、 酒粕で風味付けて、栃尾揚げが2枚。

 和食の板前出身らしい。

 銀座の路地裏にあって、この値段だが、行列ができる。70点。

「風見」 濃厚酒粕そば950円

    

4 浅草ラーメン「与ろゐ」中華そば700円

 外国人で溢れかえる浅草のラーメンの名店のひとつだが、実に20年ぶりに食べたが、昔の旨さは辛うじて残っていた。70点。

「与ろゐ」中華そば700円

    

5 原宿 「九州じゃんがらラーメン」 こぼんしゃん730円&半替え玉100円

 東京上品とんこつ=じゃんがら、博多げんこつ=ぼんしゃん、熊本マー油=こぼんしゃんがこのじゃんがらの基本3タイプ。

 最近はニンニクと胡麻油で作ったマー油のラーメンにハマっている。

 私だけでなく、ラーメンキチガイのキアヌ・リーブスがこのこぼんしゃんにハマり、赤坂店に成田から直行し、生ビールと全部入りこぼんしゃんを注文し、貪り食べていたという。70点。

「九州じゃんがらラーメン」 こぼんしゃん730円&半替え玉100円

    

6 中華そば専門「田中そば店 赤坂アークヒルズ店」中華そば 850円

 2000年足立区発祥の田中商店グループはもともと博多とんこつラーメンの店だったが、今やラーメン帝国を築き上げた。

 この赤坂アークヒルズ店の中華そばは喜多方ラーメン風に上手く仕上げている。

 感動はしないが文句はない味。68点。

「田中そば店 赤坂アークヒルズ店」中華そば 850円

    

7 恵比寿 鳥だしラーメン 冠尾(かむろ) 鳥ラーメン 750円

 鳥だしラーメンも煮干しラーメンに並ぶ東京ラーメン界二大ブームだ。

 鳥だしは臭みとの戦いでなかなか難しい。

 この店はなかなかのレベル。68点。

「冠尾(かむろ)」 鳥ラーメン 750円

    

◆ベスト麺 その1 恵比寿 「初代(しょだい)」 カレーうどん1188円

 ラーメン紹介は7杯にして、それ以外の今年食べたベスト麺を3つ紹介。

 まず、インスタ映えナンバーワンと女子に大人気の白いカレーうどん。

 普通の蕎麦屋が一念発起して蕎麦割烹に改装し、その目玉がこのカレーうどん。

 一体表面のこの白いものは何?とTVで紹介されてブレーク。

 正解は店をグーグルして下さい。

「初代(しょだい) 」カレーうどん1188円

    

◆ベスト麺その2「西麻布オルタナティブ」ポルチーニ茸とセップ茸のパスタ 2300円(大盛代300円 。切干大根など小鉢3点付き)

 オルタナティブはフレンチの店だが、前に紹介した坦々麺などランチはパスタや麺を提供している。これが実に旨い。

「西麻布オルタナティブ」 ポルチーニ茸とセップ茸のパスタ 2300円
(大盛代300円 。切干大根など小鉢3点付き)

    

◆ベスト麺その3 「サバティーニ東京」 丹波イノシシの煮込みソースのパッパルデッレ(幅広パスタ)3500円

 ソニービルが建て替えで近くにリニューアルオープンした、フィレンツェが本店のイタリア料理の名店。

 その代表的なパスタ。濃厚の極み。これは絶対に太る!

「サバティーニ東京」丹波イノシシの煮込みソースの
パッパルデッレ(幅広パスタ)3500円

                

(2018.12.21「岸波通信」配信 by 葉羽&三浦彰)

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