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Secret-65 「年末恒例年越しうどん」

「傷だらけの天使」

 さて、岸波家&(サオリの)皆川家の年末恒例と言えば年越し手打ちうどん。

 これは僕のロクばあちゃんから受け継いだ直伝の技でございまして、かれこれ30年以上は続けているでしょうか。

 毎年大晦日の夕方になれば、すべての作業をストップし(大掃除とか。テヘペロ♪)、うどんぶちに入り、これを食べながら紅白歌合戦を見なくてはならないオキテなのです。

 で、遠方にいるタクロウ一家は別としても、岸波家・皆川家&ユウキ夫婦の約10人分を作るとなれば結構な手間が。かなりの重労働になるのです。

 ところがっ!!

 このSECRETでも既報のとおり、今年はサオリが「手打ちうどん講習会」の講師になるということですべての工程を伝授。ついでに孫たちも手伝ったものですから、既に技の継承は成されたりっ!!

 ということは・・?

 今年はただ酒をかっくらっているだけで、自動的に手打ちうどんが出来上がる!?

 あーっはっはっは!!

 だーっはっはっは!!(ズコッ!)←ひっくり返り過ぎてコケた。

   ・・(閑話休題)

 そんなワケで夕刻より、サオリの指揮で孫たちが打ち始めたのであります。

 長男のヒビキは既に4年ほど前から手伝っていたこともありコツは習得済み。

 負けん気の強い次男のカナトは、対抗心を燃やしてウニョウニョウニョ。

  ウニョウニョウニョ。

 それを見ていた末っ子のオリンちゃんも「わたしもやるー!」と。

 よしっ! しからば次は足ふみだ!

 ヒビキ、行けー!!

  グッグッグッ・・

 カナトも行けー!!

  グッグッグッ・・

 オリンちゃんも踏むんだ!!

  クックックッ・・

 コラ! テレビなんか見てんじゃねー カナト!!

  (ポケー・・)

 しばらく寝かしてる間に、僕が秘伝の汁を作成。

 次の「伸ばし」は、まずケイコがお手本を。

 さて、誰か切ってくれ! (ダジィはビール飲んでっから・・小声)

 うむっ!? オリンが切りたいとな!!

 ・・さすがにちょっと危ないので、サオリのサポート付きで。

 ん? 今年はかなり太めになりそうだ(笑)

 さあ、切ったのからドンドン持ってこい!!

 鍋の湯は十分に沸いているぞ!!

 (グツグツグツ・・)

 

 で、茹で上がりましたのがこちら。

 う~ん、美味しそうだ(ゴクリ・・)

 

 そんなワケで、完成いたしましたのがコチラの岸波家伝統年越しうどんっ!!

 干しシイタケの出汁と三つ葉と柚子の香りがたまんねぇ~!!

 ん、め~っ!!!!!

 スープをゴグゴグゴグ・・・。

 ぷは~っ!!!!!

 さて、ユウキたちの分を持って早く家に帰るぞ!!

「ダジィ、うどん全部なくなっちゃったよ」

「家に帰ったら、ダジィがもっかい打ってネ♪」

ええ~っ! ヾ( ̄0 ̄; )ノ

 ちゃんちゃん!

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

 

<<THE END>>

 

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