浄土の風景 (詩:葉羽)
蒼き水の面(おも)は 幽玄の綾を映し
汀(みぎわ)の蜻蛉は 生命(いのち)の糸を紡ぐ
たおやかに流れてゆく 静謐な時間
そはまさに現世(うつしよ)の浄土
輝く生命(いのち)たちに抱かれて 遠き日の稚児(おさなご)に還る