小彼岸桜の下で (詩:葉羽)
満開の桜の下 車椅子を押して おじいさんが進む
おばあさんの 涙の理由(わけ)は 分からないけれど
その可憐な 花びらの なんて素敵な 淡い花色
博物館の小彼岸桜 今年もきれいな 花を付けました
三歩進んでは 立ち止まり 空を見上げては また歩きだす
あんなふうに二人 年老いて行けたなら 本当にいいね