その240
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  桃かじる午後 (詩:大和伸一&葉羽)

 ひとしきりの雨が上がると
 青空が広がり
 強い陽射しが照り付ける

 果物直売所は
 桃を求める人々で溢れ
 周りの畑では林檎や梨が
 すくすくと育っている

 きっと
 この暑さと小雨で
 今年の果物は上出来なんだな

 桃をかじりながら
 軒先で涼んでいると
 山猫が自慢気に
 獲物の小鳥を咥えてきた

 夕刻の吾妻には
 早、秋の雲

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by フリー音楽素材花鳥風月 "小さな麦わら帽子”
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   Photo by 大和伸一「蝉の声」

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