その238
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  微睡む午後 (詩:大和伸一&葉羽)

 足踏みしていた季節
 雨が続けば青空が恋しいのに
 来なければ
 シトシト降る雨が恋しくなる

 そんな日々の中
 ようやくやって来た梅雨空
 雲は重く垂れ込め
 遠くの山々が霞んでいる

 ちょっと動くだけで
 汗ばむ陽気だけれど
 雨に煙る峰や森の樹々
 白馬が出てきそうな沼が
 静けさの中で微睡んでいる
 そんなcafe周りの午後・・

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by Music Note-jp "Rain of sorrow”
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   Photo by 大和伸一「霧雨の沼」

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