冬の詩(うた) (詩:葉羽)
小春日和に誘われ 萌え出づる小さな命
氷柱(つらら)に言葉を忘れ 静寂に息が溶けて行く
曲がりくねった朴落葉の道 この人生は 何処に辿り着くのか
冬の貴婦人が 雪苔から凛と立ち 木立には冬の華
粉雪が晴れれば 水涸るる沢に 凍空(いてぞら)の風吹き渡る 清(すが)し朝
(※「冬の貴婦人」はクリスマスローズの別名。)
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