その133
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   うつろひ~晩秋の愁ひ (詩:葉羽)

 酷暑が去り
 蒼鉛色の空

 コロナから
 息を潜める雲の底

 秋冷の風に
 芒(ススキ)棚引き

 向日葵は
 逝く季節(とき)を懐かしむ

 彼方望めば
 帰巣する山鳥たち

 幾つの秋を
 越えて来たりしか

 我が哀しみ
 雲の間に間に

Poem by 葉羽
 MP3 by 音楽の卵 “紡ぐように”
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   Photo by 大和伸一”晩秋”

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