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#415 キジバト再来

一気に秋が来たね。夕方庭でビール飲んでると うすら寒くなってきたよ。

 さて今日は、『キジバト再来』 どーぞー。(σ´∀`)σ

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 ちょっと前のことになるよ。

 夏の夕暮れ。
 いつものように外に置いてあるテーブルで
 ビール飲んでたら、 バサバサッ、

 うわ、びっくりしたー!w(゚ロ゚;w

 ワシのすぐ上、
 梅の木の枝にキジバト飛んできて。

 あら、口に小枝加えてる!
 ってことは・・
 あー、巣作っておるー! 久しぶりー!
 えーっと・・・4年ぶりー! ٩(ˊᗜˋ*)و

 つーことはあん時のこっこちゃんかな?
 ワシいても飛んできてるからきっとそうだね!
 ちょっとして・・

 

 おるおる。
 じーっとして・・
 きっとたまごあっためてんだろね。
 できるだけ邪魔しないようにしなきゃねー。(*ᴗˬᴗ)ウンウン

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「うちにさー、たぶんだけど、4年前のキジバト来たのよー

「へー、そうなんですか」

「だってワシいても逃げないし。
 あの時はさ、卵からかえってだんだん大きくなって
 やがて飛べるようになったある日、
 ワシ仕事から帰ったら玄関前に2羽していてさ、
 ワシのほうチラって見て、飛び立っていったっけな・・
 こいつら、挨拶していきやがったー・・って
 ちょっと涙でちゃったよ」
(っ ̯ -。)グスン

 そして・・

 

 よくわからんけど、こっこおるな!

 うひゃー。(*ノ´∀`)ノ

 親鳥いないな。
 エサ取りにいってんのかな・・

「こっこ、無事生まれたましたー!」

「うわー、よかったですねー」

「うん、だからさ、こないだまで蚊取り線香
 たいてたんだけどさ、やめたのさー。
 鳥に気ぃ使って」

「えー、ちょー優しー!」

「でしょー」

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 仕事に行く時、毎日梅の木を見上げる。
 帰ってきたときも毎日確認。
 だんだん育って・・いるのか?

 なんだっておとなしいこっこだなー。 (´・ω・`)

「最近さー、親鳥あんま見ないんだよねー。
 エサ取りに行ってるんだと思うけどさ、
 ずっと見ないと心配になるよねー。
 ワシ、エサ取りに行かなきゃかなーとか」

「そうですねー。そしたら口移しであげなきゃですよー」

「そりゃ無理―」

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 ある日の夕方、ビール持って外に出た時、
 たまたま親鳥が飛んできてエサをやり始めた。
 良かったー。育児放棄してなかったー。

 飛んできた方向を見る。
 あら、隣の家のアンテナの上にもう1羽。
 ちゃんとそばにいるんだね。(*´ `*)

「エサやりするとこ初めてみたよ。ほっとしたー」

「ほんと心配してるんですねー」

「そりゃそうだよー。
 あの、親鳥があの時のこっこだとすると、
 今のこっこはワシにとって孫みたいなものだからねー」

「なるほどー。あ、でも、鳥のひないると、
 ヘビとかねことか来るっていいますよねー。
 だいじょぶですか?」

「そんなの来たら、ワシ、追っ払うし! シッッシッって!」

「ヘビ怖くないですかー?」

「怖いことあるかーい」

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 その翌日、
 鳥がいなくなった。

 ヘビなのか、
 ねこなのか、
 それは分からない。

 ただ、
 下から見上げても、
 もう、
 巣のすき間からは
 空しか見えない。 (-_-;*)

「・・鳥さん・・いなくなっちった・・」

「えー!・・もう飛べるほどになったんですか?」

「いや、まだ無理じゃないかなー・・」

「じゃあ・・」

「自然に帰ったんだよ!
 うちの庭も大自然の一部だってことだよ!」

「・・なんか悲しいですねー」

「くっそー、 へびー! ねこー! 出てこんかーい!
 ワシが・・ワシがかたきとっちゃるー!!」

「もしかして・・

 ・・・・・

 ・・・・・・・

 ・・熊だったりして」 ( ˙꒳˙ ;)

やめてー。 (꒪ꇴ꒪〣

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