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 #272 藤井風をめざして

これでワシ、「ご趣味は?」って聞かれたら、「ピアノを少々。」とか言えるわけよ。・・・始めたばかりですけど!

 ってなわけで、
『藤井風をめざして』 どーぞー。 (σ´∀`)σ

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

「ワシ、これからピアノやるねん」

「マジっすか!」(°口°๑)!!

 

 でーん! m9(´∀`)

「プーッ!これ、鍵盤光るやつっすよねー!
 こないだテレビで見ましたよ!
 つーかこれ・・・おもちゃじゃないんですか?」

「おもちゃゆーな!結構したんだから!」m9っ`Д´)

「ピアノ、やったことあるんですか?」

「ないよ!まったくないよ!
 あ、でも大学のころちょこっとやったか、バイエル」

「あ、じゃあ・・」

「いやいやいや、ちっとも
 やってたとかいうレベルではないから」

「じゃあ・・なんで?」 (。´・ω・)?

「テレビで見たら楽しそうだったから・・」

「おんなじの見たんすねー!」

「それにさ、ピアノ弾ける男子って、かっこよくない?」

「男子って・・」  ( 艸`*)プッ

「それにね、やりたいなーと思っても、
 今さら近所のピアノ教室とか行けないじゃん。
 だれだれちゃん、上手になったねー、じゃあ次、
 おじいちゃん、なんてね、
 小っちゃい子ばっかのとこにワシぽつーんみたいな」

「おじいちゃんとは呼ばれないと思いますけど」(*ᴗˬᴗ)ウンウン

「あと、発表会とかあったら最悪じゃん。
 あら?どこのおじいちゃん?孫についてきて間違って
 自分出ちゃったのかしら?なんて」

 ・・うける~! (o_ _)ノ彡☆バンバン

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「それがさ、これなら自分のペースで練習できるし、
 それにね・・・ほめてくれんのよ」

 

「ね。ちょっと間違い多くても、
 イイネとか言ってくれるし。
 ゆっくりでも間違えずにひくと、
 カンペキ!サイコー!とかね。
 あ、うそ、サイコーはいわないわ。
 でもこれ、やる気でるわけよ」

「へー、なんかいいっすね」  ( ̄ ̄▽ ̄ ̄)

「だからねー、これから毎日のように練習して、
 1年後には、藤井風だかんねー」

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 で、1か月後。

「ピアノ、頑張ってますか?」

「やってるよー。
 光るとこおさえてくの、なんか楽しいんだよね。
 ワシん中では、もぐらたたきみたいなイメージなのよ」

「やっぱおもちゃだー!」 m9(^Д^)

「んで、たまーに光無しでやると
 やっぱりさっぱりできなくてさー。
 あ、ここで訂正があります!」

「・・なんすか?」

「1年後に藤井風はまったくもって無理ぽいです。
 5年後・・くらい・・に訂正いたします」

「5年後、藤井風いますかねー?」

「いやいやいるっしょ、フツーに。
 彼まだ25だからね。
 これからもっともっと出てくるでしょ。
 だから、藤井風めざして・・
 ってゆーか、5年後にはピアノ男子で、
 ユーチューブで有名になっちゃったりしてー!」

「だから・・

 ・・・・・。

 ・・・・・・・。

 男子って年じゃないから!m9( ゚ω゚)

がんばるぞー! ٩(ˊᗜˋ*)و

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