<<INDEX | <PREV  NEXT>
 

 #159 大掃除

年末のこと。


「今年は外の物置でもきれいにしようか」

 と、夜勤さんにお願い。

「そうですね!だいぶ汚れてますもんね。わかりました!」

 といい返事。

 それから数日後、半分くらいきれいになってる。
 見違えるよーだ。
 よーし、じゃあ俺も頑張っちゃおっかな!
 ちょっと風はあるけど、まあ日差しもあるし。

 30分後。

 やっべー、東北の冬なめてたー! (゚Д゚;)
 風の冷たさはんぱねー。
 でも今やめたら、これしか!とか言われそうだし・・
 あー、手の感覚がねー・・
 あ・・気が遠くなってきた・・

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

「ってわけでさ、
 もちょっと頑張ってたらたぶん、川とか見えてきてさ、
 その向こうから死んだばあちゃんに、
 来るなー、来ちゃだめだー、
 とか言われそうだったんでさ、
 大掃除は3か月くらいずらして、
 年度末あたりにやるってのはどうかな?」

「・・いいすか・・・ほんとにいいすか・・」(T◇T)

「えっ?な、な、なんかあった?」

「こないだ頑張って物置拭いてたんすけど、
 やっぱ寒くて冷たくて・・・
 そのうちふわ~っと雪まで降ってきて・・・
 その雪がなんだか・・天使のようだな~なんて・・」

 えー! ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

「あ・・・なんか昔見たな・・
 ネロとパトラッシュのように
 迎えに来たんかな・・と思ったり」

「わーーー!良かった! 連れてかれないで!」

 日中でさえ寒かったもの、
 夜中ならどんだけ寒かったろうなんて・・・

 ・・・・・

 ・・・・・・・

吹き出すわ! 天使て! (*≧▽≦)σ

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

         


PAGE TOP

 Copyright(C) Takehiko&Habane. All Rights Reserved.
mp3「傷だらけの天使」