◆創作ストーリー⑥【したかれ(年下彼氏)】
ウチは不良少女やった・・・
学校出てから就職もせんと、プラプラしとった・
あれは、Pool-BARでバイトしとった時や・・・
なんだかガラの悪い学生が通って来ては、
賭け玉しては、常連さんをカモにしとった。

ソイツはなんだかふざけた名前で呼ばれとった。
普段はただの突っ張ったアホや!
だけど、玉突いてる時だけは・・・
なんや、鷹の目みたいな瞳できりっとしてさ
・・・ウチはなんやあの瞳に
痺れてしまったみたいなんや!
一緒に食事したり、飲みにいったり・・・
デートしては、後はお決まりのコースや・・・
いつしか一緒に住み始めて・・・
アイツ、なんだかモンスターバイク持っててさ
乗せて欲しかったんやけど・・・
「俺はいつ死んでもいいと思ってっから
コイツ転がしてるんだ!」って・・・
一度も乗せてくれへんかった・・・

「ウチ、アンタとならいつ死んでもええんよ!」
って・・・言いたかった・・・
でも、言われへんかった!
だって、ウチ、五つも年上やし・・・
ウチは何も言うこと出来へん・・・
アイツが言ってくれへんかったら・・・
何も言われへんのよ・・・
まるで、縛り付けて
押しつけてるみたいなんやもん・・・
「したかれ(年下彼氏) 」 by peco
いつも・・・
Tシャツとトランクスを借りて部屋着にしたね
扇風機だけの熱い夏
子犬のようにじゃれあって過ごした
インスタントラーメンを2種類まぜて
意外なおいしさに笑いがこぼれた
あれは・・・
二人でいたから幸せだった?

あなたの胸に素直に飛び込めたなら
今の私はきっと違った生き方をしてたね
だけど・・・
5つの年の差はすごく大きくて
あなたをしばりつけてしまいそうで
さしのべられた手をふりほどいてしまった
後悔はしてない
今のあなたに幸せあれ! |
peco ある日、喧嘩しちゃってさ・・・
「なんやガキ!」って怒鳴って
飛び出してきちまったんだ・・・
それっきりや・・・
ホンマに好きやったんに・・・
アイツ、どうしてるかなぁ・・・
元気やといいなぁ~
【2008.2.24】 by peco |