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 #259 松下幸之助の生き方

by 葉羽
Photo:松下幸之助
BGM by 甘茶の音楽工房 "忘却のパヴァーヌ"
Site arranged by 葉羽
 

◆『青春とは心の若さ』(松下幸之助)
 青春とは心の若さである
 信念と希望にあふれ勇気にみちて
 日に新たな活動をつづけるかぎり
 青春は永遠にその人のものである

 これは私がある詩からヒントを得て、座右の銘としてつくった言葉である。当然ながら、人はみな毎年、年をとってゆく。それはいわば自然の掟である。しかし私は、精神的には、何歳になろうとも青春時代と同じように、日々新たな気持ちを持ち続けることができるはずだと思う。その精神面での若さを失いたくないというのが、かねてからの私の強い願いなのである。
・・・出典『松下幸之助一日一話』

◆『好況よし、不況さらによし』(松下幸之助)
 好況時には、少々の不勉強であっても、サービスが不十分であっても、まあどこでも注文してくれます。だから経営の良否というのはそう吟味されなくてすみます。ところが不景気になってくると、買うほうは、十分に吟味して買う余裕ができてきます。そこで、商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられることになるわけです。ですから、非常にいい経営のもとに、いい人が育っている会社や店は、好景気にはもちろん結構ですが、不景気にさらに伸びるということになる。そのことを事業にたずさわる者としては、日ごろ常に心にとめておかなければならないと思います。・・・出典『道は無限にある』

◆億万長者にカレーライスをごちそうする会
 松下幸之助が松下電器会長に就任すると、それまでのお礼の意をこめて、新聞記者らを毎月、料亭に招待してご馳走した。やがて記者たちの方から、返礼に幸之助を食事に招待しようという話がまとまり、どうせ幸之助ほどの財産もないので彼の好物カレーライスがよいと「億万長者にカレーライスをごちそうする会」が挙行された。
 話を聞いた幸之助は「そりゃ結構、私はカレーライスが大好きでっせ」と喜んで参加したが、実はこの時期、彼は長年の過労がたたり医者から休養するように言われていた。つまり「病を隠しての参加」だったのだ。信義を重んずる幸之助らしいエピソードである。

葉羽 「松下幸之助の生き方」について

 彼が浅草浅草寺の「雷門」を寄進した話は余り知られていません。幕末に焼失した雷門を再建するには巨額の費用が必要でしたが、縁があって知己となった浅草寺の貫首(かんす)から相談を受けた際、10秒ほど考えて寄付を決断しました。ただし同時に「あまり名前は出さないでください」と条件をつけたからです。何と奥ゆかしい!


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