◆死ぬときぐらい好きにさせてよ。
「宝島」社がミレーの名画「オフィーリア」をモチーフに樹木希林を起用した衝撃的な新聞広告。樹木希林自身の「死生観」でもあると言う。長寿ばかり追求され「如何に死ぬか」をないがしろにする風潮に一石を投じた。
◆気付かれるような気遣いはダメよ。
着物スタイリスト・石田節子さんとの交流の中での発言。さりげない思いやり・相手の尊厳を守る距離感を大切にしてきた希林さんならではの言葉。
◆縁があって出会ったんだから、そこから先は自分の修行なのよ。
夫・内田裕也さんとの破天荒な夫婦関係を表現しているのか、彼女一流のユーモアなのか。
◆自分で〈人〉を見極めるためには、一人にならなければならない。
マネージャーとの契約を解消して事務所を閉じ、自分一人で再出発する際の決意のインタビューで。
◆嫌な話になったとしても、 顔だけは笑うようにしているのよ。
2007年の乳がんの手術後に語った言葉。命に関わる可能性を理解していたが、それでも「死を特別視しない」姿勢を貫いた。
◆求め過ぎない。欲なんてきりなくあるんですから。
「人間の欲は終わりがない」「ひとつ満たされると、また次の欲が出てくる」「欲を追い続けると、心が休まらない」「だから“求め過ぎない”ことが大切」という事か。晩年のインタビューで繰り返し発言していた。
◆あの、おこがましいんですけども、ものには表と裏があって、どんなに不幸なものに出会っても、どこかに灯りが見えるものだというふうに思ってるの。もちろん、幸せがずっと続くものでもないから、何か自分で行き詰ったときに、そこの行き詰った場所だけ見ないで、ちょっと後ろ側から見てみるという、そのゆとりさえあれば、そんなに人生捨てたもんじゃないというふうに今頃になって思ってますので。どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて。
晩年の講演で繰り返し語られた言葉。「起きたことは仕方ない。どう受け取るかが大事」という事か。 |