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 #043 担板漢

by hasimoto
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◆中国の古い言葉に「担板漢」という言葉がある。これは訳すると字の如く「板を担ぐ人」であろう。板を担ぐと、担いだ側は板にさえぎられて、二つの目で片側しか見えないことになる。即ち、物事の半面しか見えない人のことである。つまり、普通の人間の半分しか価値のない人間、俗っぽく言えば半人前とか未熟者という意味を表している。

◆もう一つ、アラブの諺がある。「神は二つの耳と一つの口を与え給うた。人は語ることの二倍聞くべきである」と言う言葉である。

◆前者は、眼をよく開いて物事を正しく見ろということであり、後者は、耳を良く傾けろということで状況を正しく把握せよということになる。聖書にも「聞くことを早くせよ、話すことを遅くせよ」とある。

◆「衣食足りて栄辱を知り、倉稟(そうりん)満ちて礼節を知る。」
・・・・・ 斉の宰相管仲

◆「挨拶」の「挨」は開く、「拶」は迫るで、心を開いて相手に迫る。また「挨」はやさしく押す、「拶」は強く押し返すと言う意味です。「挨拶」一つでも立派な才能です。

 

 

 

葉羽 担板漢について

 「半人前」が「担板漢」ですか…中国のことわざは奥が深いですね。まあ「わかりにくい」とも言いますが(笑)


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