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◆書経「尚書」の九徳
1 寛にして栗 (寛大だがしまりがある)
2 柔にして立 (柔和だが事が処理できる)
3 感にして恭 (まじめだが丁寧でつっけんどんでない)
4 乱にして敬 (事を治める能力があるが慎み深い)
5 擾にして毅 (おとなしいが内が強い)
6 直にして温 (正直、率直だが温和)
7 簡にして廉 (大まかだがしっかりしている)
8 剛にして塞 (剛健だが内も充実)
9 彊にして義 (強勇だが義(ただ)しい) |
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葉羽「人望の研究(「尚書」の九徳)」について
この項目を見て気付くのは、一方の能力に特化しては人望は望めないというと。(いや「人望を望む」という考え方の次点で不遜なのかも知れませんが。)一番分かりやすいのが「簡にして廉」でしょうか。内実は「しっかりして」いているのに外面的には「大まか」と見せられる…確かにそんな人物がいれば感服してしまうでしょう。 |
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