告白 Poem by Heinrich Heine
葦よ 砂よ 波よ もろくも砕け散るものよ何と言うはかなさ… 空は益々暗く心はいよいよはやる
今僕は手に力を込め ノルウエーの森の 一番高いもみの木を引き抜き エトナの山の煮えたぎる火口にそれを浸し 火を含む巨大な筆にして暗い空の表に書こう
「アグネス あなたを愛す」
そうすれば不滅の火の文字は夜毎大空に輝くのだ 未来の世の人々が歓呼してこの文字を読むだろう