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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)美術手帖の元編集長、福住治夫さんが亡くなられました。
【2024/1/13】 「福住治夫さんの手紙」 丸山常生展が始まって、私は初日の「アクション」で写真撮影を手伝った。 その2日前に、美術手帖の元編集長の福住治夫さんが亡くなられたため、アクション終了後に、常生が弔意とともに福住さんから頂いたお葉書を紹介していた。 福住さんとは、同じく板橋区在住の、美術に専念する者として、お付き合いをしていただき、福住さんの球場予約による草野球大会では、年齢や立場を越えて、健康的で気さくなひとときを楽しんだこともあったっけ。 私の個展にも、晩年にはちょっと脚を引きずりながらも来てくださった。 その昔、結婚して作家名も丸山に替えて個展をした私に、「どうして替えるの?」と不満そうだった。女性ではなく男性の、壮年となられた当時の福住さんが、そのような平等意識を持っていてくださることが、嬉しかったのを思い出す。 先日、上映が終わってしまわないうちにと「PERFECT DAYS」を見てきた。老境に入りつつある主人公の、淡々と繰り返される日々の中にある、ささやかな喜び。表現や観察や継続することの。これらのひとつひとつが、ささやかに見えて実はとても深いことなのだと、見終わって反芻しながら気づく。 福住さんとの思い出にも、連れ合いの展示やアクションのなかにも、それはあったと思う。 【2024/1/15】 「来年の「精神の〈北〉へ」 来年の「精神の〈北〉へ」に参加するElisa Pritzker(エリサ・プリツカー、アルゼンチン生まれ、ニューヨーク在住)が、祖国アルゼンチンで展覧会を開催する。 Cristian Dalgaard との2人展。 エリサは、アルゼンチンとチリにまたがる、南米大陸の南端部分に住む先住民セルクナムに心を動かされ、作品を作っている。今回の祖国での発表が、今後の彼女の表現にどのように反映されるのか、とても楽しみだ。 <<2025年秋の「精神の〈北〉へ vol.15」>> 今年は3人とも個展などを予定していて、それをはさみ込んでの対話を開始する。 葉羽 アルゼンチン出身のアーティストですか、非常に興味がわきます。フォルクローレの地域とはまた違うのかな。
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