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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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【2013/2/6】 南相馬市を視察 住むことができない飯館町と南相馬市小高区を見て回りました。
しばらく海水に浸かったトラックには、フジツボがびっしり。
大悲山(だいひさん)の大杉。H.45m。
汚染物の中間貯蔵地。
飯館町の墓地。
田園に打ち寄せられたものは、取り除かれることなく雪の下に。
誰も住めない街の信号機。
この向こうは10km圏内。
かつては海が見えないほどに松林が茂っていた。
観音堂石仏を守っていた建物は地震で崩れた。
(※以下、同行した福島県立博物館小林学芸員のfacebook記事から引用。) (小林学芸員) 今日は4人のアーティストと南相馬へ。南相馬市博物館の館長さんにご案内いただき昨年4月に警戒区域が解除になった小高区を回りました。 相馬藩主相馬家の菩提寺・同慶寺では美しい境内に感動。地震で崩れた摩崖仏の覆い家を前に、苔むし始めた仏様の姿に心を痛め。車や船が津波で流されたままの景色に、そしてかつては松林で見えなかったという海を前に言葉を失いました。 今日の経験はまだ彼らの中では未消化のようです。でもきっと少しずつ自分の中にストンと落ちて、今後、何らかの形で今の福島を海外に伝えていく中に表れてくるでしょう。
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