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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)知人のアーティスの葬儀に参列しました。
【2022/9/10】 アーティストの葬儀 アーティストの葬儀に参列した昨日。雲の合間に月が見られた。
満月の前夜。小望月、幾望というそうな。
裕子さん、どうぞ安らかに... 【2022/9/10】 裕子さんの童話 病で亡くなったアーティストの山本裕子さん。少し先輩だけれど気さくなひとだった。 うちの庭に時々飛来するキジバトのことを書いた私の投稿に、裕子さんが素早く書いた童話は、人間のあずかり知らぬところでも巡っている生物の命のサイクルを、ユーモラスな中に感じさせる。 以下は、私の投稿と、そこからイメージした裕子さんの童話。 裕子さんは2番目画像の雌キジバトが、口の大きいヨタカのように見えたそうだ。 ・ ・・・・・・私の投稿(2021.5.25)・・・・・・ ・ 今年のつがいは、巣つくりがイマイチのようだ。
・ ・・・・・・裕子さんの童話・・・・・・ ・ 「キジバトのぽるぽる」 僕はキジバトのぽるぽる。そして、僕の奥さんはヨタカのアンドロメダ。あの、星になったヨタカさんの甥っ子の子孫だ。それが、彼女の自慢。とっても優しくて、涙もろい素敵な奥さんだ。ただ、擬態といって木とそっくりに化けてしまうから、近所のおばさんに「お宅の巣、今日も空っぽだったわよ!卵は大丈夫なの?」などと言われてしまう。いるんですけどねー。しっかり卵をだいてるんですけどねー。 そもそも、なんで僕たちが出会ったかというと、僕が木と間違えて彼女の背中に止まっちまったんだ。彼女、凄く怒って大きな口をクァーって開いて怒ったんだ。ヨタカの口はとびきり大きいからね。僕らキジバトの口なんざたかがしれてるから、とてもじやないがかなわない。うわ〜怖しい!と、思ったんだけど、なぜか僕はその大きな口に一目惚れしちゃったんだ。 それからは、毎日彼女を探してわざと彼女の背中にニアミスして、「わあ、ゴメン!また、あぶなく君の背中に止まる所だったよ。」なんてことを繰り返していたら、彼女の大きな口は怒った口から笑顔の口に変わっていたんだ。ヨタカの笑顔は、ほんと素敵なんだ。そんな風に僕たちは、結ばれたって訳。 続く
葉羽 なぜかこの秋は訃報が多い気がします。皆様のご冥福をお祈りします。
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