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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)スコットランドでの展覧会が最終日を迎えました。
【2021/6/11】 もっと北へ! これは7年前に、英国の北方地域スコットランドのなかでも、さらに北に出会おうと、スコットランドの友人Su Griersonさんが計画してくれた小旅行をしたときのアルバム。 スコットランドに東北との共通項をいくつも発見して、身が震えた。フィンランドでラップランドに出会った感激と共通する。 私のプロジェクト「精神の〈北〉へ」をプレゼンする機会を得て、現地のアーティストたちと出会い、今年のプロジェクトでペアを組んでいるKyra Cleggさんとも、この滞在で出会った。 自分の〈北〉に向かう興味をぐいぐい刺激する旅だった。 唯一残念だったことは、スコットランド英語をさっぱり聞き取れない自分に愕然としたこと!理解できていたら、もっと濃い収穫があっただろうに。。。 下はスコットランドのエディンバラ上空。町並みがケルトの連続文様に見えた。
街と新緑のパッチワーク。 今年のプロジェクトでは、福島の喜多方や西会津、スコットランド北方のシェトランド島やルイス島という、双方の北の地方同士をつなぐところがミソだ。 これは、どこでもオンラインで繋がることを日常にした、コロナ禍の置き土産だ。 もはや、地方であることはデメリットではない。個性ある地方同士をアートがつなぐ。 【2021/6/14】 おまえはナミアゲハ? クロアゲハ? 青虫のときは、違いが微妙すぎて判断出来なかった。 見分けの手段として、さわると嫌がってニュ〜と出す肉角の色で判断できるはずなのに、この虫はおっとりしていて、つんつんしても「な〜に?」って気にしてないみたいで角を出さなかった。 私の指に乗ってくると、重さを感じない、ささやかな壊れそうな命。
そして、サナギになった。この形は、間違いなくクロアゲハ、と見た。 こちら側が正面。ストローのような口や触覚が浮き出して見え、蝶の体が準備できている。
サナギになってから10日目に入り、それまでは無反応だったのが、触れるとピクンと反応する。いよいよ羽化はもうすぐだ。 これまで育てたクロアゲハも、サナギにはなった。その後がいつも悲劇で、羽化を祝ったことがない。このアゲハはどうかな?無事に蝶になって欲しい。
途中で死んでしまうアゲハをいくつも見てきて、この世に見るたくさんの生き物の後ろには、膨大な不慮の死があることを想像する。
【2021/6/26】 展覧会最終日 日本とスコットランドのアーティスト同士が共同企画している国際展 Confluence of North : Spirit of North 「精神の〈北〉へ」プロジェクトの11回目の開催は 最終日になりました。 Covid-19のさなか、スコットランドチームががんばって開催してくれました。 ◆Kyra Clegg and Inge Panneels, gallery installation
◆Takizawa Tatsushu & Gillian McFarland, installation detail
◆Asai Mariko, video still, 'Story of a river'
今年の連続開催計画の第2弾は、再びスコットランド。 さらに北方の、シェトランド諸島のアーティストたちとの対話交流を計画しています。 葉羽 次も期待しています!それから「もっと北へ」の写真集は、今後、記事が足りなくなったときに特集で掲載します♪
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