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その233

遠方より来たる友、遠方に旅立った友

 前号の写真はダルマストーブだった。

 ダルマストーブは小さな窓から赤い炎が見え、視覚的にも暖かい。近づいて手をかざせば、直に暖かさを感じる。

 私の教員時代は石油ストーブで、石油タンクに当番がポリタンクから給油するだけで、ダルマストーブの時代からすれば、かなり楽になった。

 今は、しだいにボイラーや電気の温風ヒータ-に変わり、職員室で集中制御できるので児童生徒が「暖房」に関わることはない。

 昔のダルマストーブは、まず新聞紙をまるめて、その上に焚きつけの木を置き石炭を上から少し入れる。

 新聞紙にマッチで着火し木が燃えて、石炭に火がつけば石炭の量を増やしていく。キャンプの火起こしみたいな事を、当番が毎日やっていた。

 さらに石炭の燃えかす、石炭ガラの片付けまでしていたのだからスゴイ。

 火の扱いは一歩間違えば、火事や火傷になり危険だが、男の子の火遊びは「ボーヤ」になることもある。

 今は、危険ということで子どもに火の扱いをさせない時代だが、大人になって「火遊び」をするとダメージが大きい。

 特に男女間の「火遊び」はヤバイ。場合によっては一生を台無しにする。

「♩恋は不思議ね、消えたはずの灰の中から、何故に燃える・・・」なんていう昭和の歌があったが、「何故に燃える?」って酸素と結びつき燃焼、酸化するからか。

「恋」はきっと有機物で燃焼すると二酸化炭素を排出し、「燃えるような恋」は「地球温暖化」につながる。

 地球温暖化防止のためにも男女間はクールでなければならないが、「何故に燃える?」って、それ広末涼子さんに聞いてみよう。

 この歌の題名は「♩恋心」だが、ちょっと変えると「変心」になる。

 恋人からの「返信」がないのは「恋心」が「変心」したからか。ウルトラマンは「変身」するが「変心」もするのか。

 それ、円谷英二監督に聞いてみても「返信」はないと思う。なんて相変わらずの駄文で恐縮です。

 教員時代のキャリアを「教職○○年」というが、生まれてから「恐縮69年」で生きているボクです。

 11月は、東京ミニクラス会に2回参加した。

 一回目は以前から予定されていた会だったが、二回目は旧友が北海道から上京するという事で、翌週に急遽、実施された。

 彼は北海道で自然農園を経営し現役で頑張っている。今回の上京も仕事、研修の用事らしい。

「北海道の松山千春と並ぶ、W千春になってくれ」と励ましたが、無理はするなと助言もした。

「友、遠方より来たる、また楽しからずや」の一晩だったが、同じクラスだったK君が今年の9月に亡くなり、遠方に旅立ってしまった。

 K君はスポーツ万能でユーモアもありクラスの人気者だった。

 1年くらい前に実家近くのスーパーで偶然会い、しばらく立ち話をしたが普通に元気そうだった。

「友、遠方に旅立つ、また悲しからずや」なんて不謹慎かもしれないが、私流の供養をジョーク好きの彼はきっとわかってくれる。

※K君はKヒロユキ君です。(同級生にはこれで分かると思う。)11月上旬に年賀状を交わしていた辻君に、奥様より喪中挨拶がきたそうです。死因はわかりません。

 (2023.12.2)アンブレラあつし

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