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その107

セピア色の思い出

 「たそがれアンブレラ」主演男優の私だが、思いのほか髪の毛があるように見えるのは写真の撮り方がいいからか。

 自分の姿は普段あまり見えないが、新型エレベーターの天井からのカメラの映像で、その頭部の禿げ具合に我ながら驚くことがある。

 つーか、なんで上から人の頭を撮るのかと疑問に思うし、それをモニターでエレベーターに乗った他の人が見えるというのも問題で人権侵害だ。

 髪は無くてもプライバシーは有るのだよ。

 発毛だがアデランスの社員は、お正月に社員全員でハツモウ出するのか。

 最後は何でも神頼みだが、髪だのみの業界でもある。

 セピア色の修学旅行の集合写真だが、写っている先生は、永井先生ではなく2年時担任の笹川先生と国語担当の村上先生だ。

 ←(ソコんとこは、ツーさんの指摘で修正しといたよ:笑)

 普通は2年3年と担任が持ち上がるのだが、なぜか2組は3年になって担任が替わり永井先生になった。

 個性的な(わがまま)な生徒もいてクラスがまとまらず「学級崩壊」と学校側に判断され、担任替えになったのか、または、担任の先生自身が2組担任がいやになったのか、真相はわからない。

 あるいは、ほかに何か心配な事が、あったのか。

 円の面積も「心ぱいアールの事情」で世の中には、心ぱいな事が半径以内に常にアール。

 生徒は教師を選べないが、基本、先生も生徒を選べない。

 今から思うと笹川先生には大変申し訳なく思うが、先生は既に、かなり前に他界したと思う。

 「セピア色の写真」なんてロマンチックだが、白黒写真が経年劣化して変色した色だ。

 平成も終われば、昭和も明治や大正のようにセピア時代の仲間入りだが、昭和は長すぎる。

 昭和前期と昭和後期に分けて区別すると、私の生まれは昭和前期で昭和一桁みたいなカッコよさがあるが、単なる老人のことだ。

 シルバーシートの対象年齢は65歳からなのか。

 体力には個人差があるので、厳密な年齢による運用は難しいが、頭が薄いことが役に立つことがある。

 電車やバスの中では、あえて帽子を取り頭の薄さを強調して、周りの同情をかって席を譲ってもらうシルバー作戦だ。

 不良老人は多いが、以外と不良青年は少なく、老人に優しくしてくれる。

 その優しさにつけこむのが私みたいな不良老人だが「老害あって一利なし」なんて諺はない。

 集合写真で、私はよそ見しているように写っていたが、可愛いバスガイドのオネーサンでも見ていたのか。

 早熟なクラスの友人が、2組担当のガイドさんが、あの頃のヒット曲「悲しき天使」のメリーホプキンに似ていると周りに言っていた。

 原曲は「Those were the days」で文字通り、セピア色のナツメロだが、冬に聞いても、なつメロなんちゃって。

 「たそがれアンブレラ」だが「ネタがれアンブレラ」にならぬよう、今年も頑張りたい。

 昨年末から「平成最後の、平成最後の」と何かとシツコイが、5月には「○○最初の」と、またウルサクなるのか。

 すべての事が、かけがえのない最初で最後の一回だけの事だと、一回、大きな声で言ってみたいボクです。

 (2019.1.10)アンブレラあつし

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