旅行に出掛けた時に近くに美術館があると、よく立ち寄ります(雑感39 旅路にて:美術館)。
また、私でも知っているような画家の展覧会があれば、時々出掛けています。
だからといって、特に絵が好きなわけではありません。まして鑑賞眼なんて全く持ち合わせていません。
ただ、例えば原田泰治の絵を見て、何となくほのぼのとした気分になる、なんてことはあります。
原田泰治「彼岸日より」
では何を思って、あるいは何を考えながら鑑賞しているかというと、一つには絵の題名を自分で考えます。
当たれば当たったで自分なりに納得し、全然違っていれば、またそれなりに見直してみます。
もう一つは自宅のリビングに飾りたくなる絵かどうかということです。
昨年4月に箱根のポーラ美術館(何回か行っています)を訪れた際は、モネの「睡蓮の池」を、たまたま近くに椅子があったこともあり5分くらいじっと座って見ていました。この絵を飾りたいと思いつつ。
モネ「睡蓮の池」
昨年11月にはムンク展に行きましたが、飾りたくなる絵は1枚もありませんでした。
「叫び」は中学3年の時に読んだ五木寛之の「幻の女」の表紙に使われていて、その頃から知っていて印象に残っていましたので、その本物に会えた感激のみでした。
コリン・ラッフェルのある版画を見た時に、これは福島実家のリビングにぴったりと、値はちょっと張りましたが、買って飾りました。
コリン・ラッフェル「saint paul and taxis」
絵画鑑賞も考え方一つで楽しくなります。人生もそうかな。
ツーさん【2019.3.25掲載】
葉羽 原田泰治もコリン・ラッフェルも大好き。僕ら、好みが似てるのかもね。ツーさんの買ったコリン・ラッフェルが何か分からないけど、とりあえず僕の好みであげておきました(笑)