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その96あれから一年、そして・・☆

by サオリサオリ
 

 サオリ 3月11日が巡って来ました。

 3月14日 あれから1年、そしてこれから。

 あの日から1年がたちました。

 ビル9階で4分間の激震を体感した私ですが、
 緊急地震速報のメール音だけでなく、
 ビニールがこすれたりして、
 メール音に似たような音を聞いただけでも、
 「地震?!」と心臓がきゅーっとなり、身構えてしまいます。

 一種のトラウマでしょうか。
 今でも、あの激震の様子、音は、頭の中にこびりついています。

復興の誓い

復興の誓い

(福島県庁前 2012/3/11)

 報道特集番組を見まくりました。
 本当に、津波の威力は凄まじい。

 約2万人もの尊い命が、
 家、街、何もかもが一瞬で失われてしまいました。
 心よりご冥福をお祈りいたします。

 1000年に1度の大地震。
 それは、1000年に1度は起こりうるものであり、
 起きたのが、今だったのです。

 地震大国、日本。
 これからも大きな余震がある可能性もあるし、
 各地方での、地震発生確率が修正されたりと、
 まだまだ不安がありますが、
 防災、減災意識を高め、万が一に備えていきましょう。

■ 「絆」 「復興」 「瓦礫問題」 「風評被害」

 復興とは・・・[名](スル)いったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ること。また、盛んにすること。再興。「災害から―する」「伝統工芸を―する」-国語辞典(大辞泉)

 絆なんて、あるとすれば被災地に関係のある人たち同士間だけで。
 復興なんて、全然進んでなんかいなくて。
 スタート地点にも立てていないような状態で。
 そう感じるのは私だけではないはず。

 福島の瓦礫問題に時間がかかってしまうのは、いたしかたないにせよ、
 岩手、宮城県の瓦礫処理が進まないのは、苛立ちを覚えます。

宮城県の震災ガレキ

宮城県の震災ガレキ

 しかしながら、

Q.阪神大震災のときに、自分は何をしたか?

A.募金はしましたが、何もしませんでした。

Q.阪神・淡路大震災の被災者向けに神戸市が民間などから借り上げた復興住宅が2015 ~23年度に返還期限を迎える問題があることを知っていますか?

A.恥ずかしながら、知りませんでした。

 私は、阪神・淡路大震災の復興に関しては無知です。
 結局は、被災者かそうでないか。

 それによって、被災、復興の捉え方は違うし、
 結局は、被災していなければ、
 他人事になってしまう、ということを痛感しています。

 では、私には何ができるのか?
 それは、経験を語り伝えること。
 声を発すること。
 福島で生きていくということを。
 福島が復興していく姿を。

 ここ数日、
 みなさんのつぶやきや日記、mixiニュースを読んで、
 色々と考えさせられました。

 そして私は、
 これからも、福島で生きていくということについて記していこう、
 と、決意しました。

 コメントしにくい内容だったりもするかと思いますが、
 福島に住むものの発信を、
 少しでも目を通していただけるだけでもありがたいです。

ヒビキとカナト
ヒビキとカナト

 激震をお腹の中で経験した、カナトも、
 今日で6ヶ月となりました。
 これからも、よろしくお願いします。

 そんな感じな、私の2012年3月11日でした。

(配信 2012.4.12 サオリサオリ)

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