【タマには意見らしいこと】(長くなってしまいました) いつもラーメンと猫の話しか書かないので、ラーメンに行けずに猫が静かだと書くことが無くなる新城です。 あんまり政治的発言はしないのですが、今回の海洋放出に対して。 発言は控えようと思っておりましたところ、知人からお考えを頂いて、私の中の何がモヤモヤしているのかを整理してみました。 私が一番感じるのは、責任を持って言い切るリーダーが居ないことです。 首相をはじめ政治家は何かあれば「専門家の意見」「専門家の判断」と誰かに引っかけて発言するし、東電はいつの間にか社長が代わって顔が見えなくなって、発言が第三者的だし。 イイ子とお利口さんばかりで、「泥をかぶってでも・・・」という人が居ないのを感じます。 全面的に賛成ではないのですが、原子力規制委員会初代委員長の田中さんが朝のニュースで言っていたのが耳に残っています。正確ではないですが「廃炉にするなら水で洗い流すしかない。そうしないならば全部コンクリートで固めるしかない。そんなことは最初からわかっていた。ならば、なぜそうしなければならないか(海洋放出しなければ復興は無いこと)を正面から話して来なかったか。いたずらに10年過ぎた。」という意味の話です。 誰も自分が解決しようとしないで先送りしてきたわけで、10年経って、結果どうにもならなくなっての海洋放出(少なくと周囲からはそう見られる)という最悪の判断を相変わらずこの国はしているということだと思います。 75年前の戦争で何も学べていない。 これってインパール作戦とかガダルカナルの戦いと本質は同じだと思います。
(2021.4.20掲載) |