【10年前を思い出してみる】 10年前の今頃はまだ青森でした。 11日に青森駅前で地震に遭って、そのまま青森のホテルに救われて一夜の宿を得たのですが、男性3名、この先どうやって帰れるかの方策も無く、暖房もないホテルの食堂で昼間からウイスキーをあおっておりました。 (昼近くに再開して延々行列して入ったコンビニには、何も食料は無いのですが、不思議に酒だけは残ってました) こういう時っていくら呑んでも酔わないというのを初めて知りました。 午後になってやっと救援隊が弘前から来てくれて、12日の夜は弘前市のビジネスホテルに泊まれることになります。 熱い風呂と冷たい生ビールの味を覚えています。 (青森市は停電で断水でしたが、弘前市は停電も断水も無く普段の生活でした。) で、13日に秋田から飛行機が飛ぶというので、やっと東京に飛べました。 様々な経験をされた方から考えれば、取るに足らないようなことですが、10年経っても鮮明に覚えているということはやはり記憶に刻まれたのだと思います。 今生きていることに、多くの方々のおかげに、感謝。
(2021.3.23掲載) |