Rei 「カーニバル」と聞くと、真っ先にリオのカーニバルを思い浮かべる人が多いだろう。
ドイツでもカーニバルは、人々が楽しみにしている行事の一つだと思う。しかし、住んでみるまでは「ドイツのカーニバル」想像もしていなかった。
そんな中から二つの街のカーニバルについてご紹介したい。今回はまずメスキルヒ(Meßkirch)のもの。
メスキルヒ市は、ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の、標高約600mに位置する市で人口は8,203人だ。(2014年12月末現在)
◆メスキルヒのカーニバル
最初のドイツ滞在時、ある友人が、月毎にドイツ各地の写真が付いたカレンダーをくれた。
その中の一枚に目が釘付けになった。それはこんな写真だった。
猫のお面をつけ仮装した人々が歩いているではないか?
話を聞いてみると、カーニバル(ドイツではFas(t)nacht ファスナハト と呼ばれる)の仮装行列だとのこと。「絶対見に行く!」と心に決め、情報を集めた。
場所はそう遠くない。ボーデン湖に近いMeßkirch (メスキルヒ) という小さな町。肝心の猫仮装行列の開催される日時も確認。
当時はナビなど望むべくもなく、当日は夫が地図を片手に、運転するわたしに指示を出す。
やっと辿り着き、音楽(地元の吹奏楽団の演奏)とともに、あの猫の集団がシャンシャンと鈴を鳴らしながら行進するのを目の当たりにした。
よく見ると猫たち、一匹一匹表情が違う。
夢が叶って? 喜んでいると、地元の人が声をかけてきた。見物客の中で唯一の外国人だったからだろう。
メスキルヒは、あの偉大な哲学者ハイデッガーの故郷で、生家があるから見ていきなさいと言うのだ。
案内されていくと。。あった、ハイデッガーの生家が。
すっかり満足し、一休みに入った街中のカフェ。ショーケースに変わった形のお菓子があった。メスキルヒ 銘菓??
最後に、私が撮影した思い出の写真を。。
Rei【2024.1.24掲載】 |