最終稿 de Extra Gedicht
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  瑠璃色のドア  by Rei&葉羽

 貴方と暮らしたドイツの町へ
 思い出に出会う旅

 二人で通ったコンサートホールは
 今もひっそりと町の中

 貴方と暮らした集合住宅
 洗濯物を干した二階のバルコニー
 掃き出しのガラス戸に
 飼い猫が顔を出して
 いつも私を待っていた

 入口のドアは
 あの日と同じ薄瑠璃色のまま
 郵便受けにはどれも知らない名前
 つまり、それが30年という月日

 眼を閉じ耳をすませば
 貴方の声が聞こえ
 優しい微笑みが浮かぶ

 こうして私は生きて行ける・・

Poem by Rei&葉羽
BGM by 甘茶の音楽工房 "2月の雨"
Photo by Rei「夫と暮らした集合住宅」

 


 
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