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人生カルタ2026 喜びも悲しみも』""の札

  望郷 by 森明緒

 喜多方美術館で開催されていた
 高橋まゆみさんの人形展
 その中でも特に目が滲んだのが
 奥さんの背を抱きしめるお父さん

 それはまるで
 見た事が無い筈なのに
 まんま
 おじいちゃんが着ているのは
 うちの父のジャンパーに見え
 おばあちゃんが被っている肩掛けは
 母の物の様で・・

 顔も形も違うのに
 なんだか苦労してきた二人が・・
 父が母に謝っている姿の様で
 今思い出しても涙が込み上げます

 彼女の作品は
 豊かで懐かしくて
 茶目っ気があって
 そうそうこう言う人今も居る
 そんな望郷の念の様な
 小さな塊として眼の前にありました

 人形とは「人の形」ではない
 現実の記憶を喚起させるもの・・
 素晴らしい「作品」と言うより
「人達」に会って来たという想いでした

Poem by 森明緒
BGM by 甘茶の音楽工房 "秋の野を行く"
Photo 高橋まゆみ "あの日の記憶"
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