みなさんこんにちは。管理人の葉羽です。「いろは48文字」に合わせて「人生」をモチーフとしたこのアンソロジー『人生カルタ』ですが、一年はほぼ52週なので「四つ」余ります。
ということで、2024年をぴったり今シリーズで締めくくるために4回ほど「よもやま話」として書き足したいと思います。
今回は「そもそもの始まり」について。
僕が県立博物館の副館長として会津へ赴任した2010年からの三年間、県博を中心に会津の各市町村教育委員会が協力して実施した『会津・漆の芸術祭』を開催しました。
その漆アート・プロジェクトの一つとして、アーティスト土屋多加史さんが『恋愛カルタ』を出展することになりました。彼が会津の塗師と協力して制作した48枚のカルタ・デザインに合せて来場者に短い「恋愛話」を書いて貰い、会場に展示するという企画です。
これを聞いて思ったのは、一般の来場者がその場に来て、個人的な恋愛話を、しかもカルタの図柄に合せて「文」にするというのは結構ハードルが高いのではないかと。
そこで、最初の一枚を僕の『岸波通信』のメンバーや博物館の展示解説員の有志に「詩」として書いて貰い、それを「見本」として展示することを思い付きました。こうして『通信』の側にも掲載したのが第一シリーズの『恋愛カルタ』です。
それは、同じ背景で「文字」だけを載せたものでしたが、数年後、それを個別壁紙&BGMでショーアップしたのが第二シリーズ『Another Story』。これをきっかけに、その後『恋愛カルタ2022』、『恋愛カルタNEXT』、『人生カルタ』とシリーズ化して現在に至ります。
来年以降も可能な限りは「続編」を作っていきたいと思います(来年も『人生カルタ 〇〇〇〇』)。新たな参加者も広く募集しますので、気軽に葉羽(mail:habane8@yahoo.co.jp)まで投稿下さいませ。
(※背景は制作過程で”没ネタ”になった絵「瞑想」の救済(笑)) |