<<INDEX | <PREV / NEXT>
 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生カルタ あの日、僕たちは…』""の札

  ブルームーンの空に by 大和伸一

 今宵の月の出は
 眩しいばかりのブルームーン

 遠い昔
 ラダックの月明かりで
 本を読んだことや

 夢か現(うつつ)か
 亡くなった友が
 会いに来てくれたことを
 懐かしく思い出す

 昼過ぎに
 川縁で一息ついていると
 突然 海が見たくなり
 松川浦の九月の海へ

 初めての肌を焼かない夏・・
 海はまだまだ夏模様でも
 山裾では芒が海風に揺れている

 何時もの喫茶店で微睡むと
 瞼の裏では 若い頃の自分が
 波打ち際を走り回っていた

Poem by 大和伸一
BGM by 甘茶の音楽工房 "あの日に帰れたら”
Photo:AI作成 "ラダックの蒼い月"
Site Arranged by Habane

 


 
Copyright(C) 真魚 &Habane. All Rights Reserved.