夏の夜 by peco
薄暮に釣りをして まだ早すぎる時を待つ
小さな波戸のその場所は 花火を見るには特等席で
あと、もう少しすると 大勢の人で賑やかになる
海の上に広がる花火は夏の夜の風物詩
”こんな大きな花火は2度目だね” あなたが言う
”前は砂浜に寝っ転がって見たっけね?” わたしが笑う
目の前であがる大きな花火が あなたの瞳に映っては海の中へと落ちていく
彩る光を目で追いながら 来年も再来年も・・・ ずっとずっとあなたに寄り添う私がいる