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『悲しみに、こんにちは』(Estiu 1993)(Summer 1993)
 2017年 スペイン映画
 監督・脚本 カルラ・シモン

 凄い映画だったな。あまりの自然さに驚く。自然ゆえに惹きつけられる。子役二人の自然さは演技と思えないほどだ。 . . 大人になると子供の気持ちって、なかなか分からない。子供は子供で、素直になれないジレンマがある。

 孤独を紛らわす反抗的態度。 子供らしいそのワガママに何故か泣けてくる。両親の死や自分のワガママや いろんな感情が込み上げてきたあのラスト… 素晴らしいラストでした。

 カメラが無いかのような自然さ。特に下の子は演技と思ってないんやないか? そんな風に思わせる自然さ。この監督脚本もしているな。スペイン映画たまりません。

pie造(2019.7.21掲載)


 
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BGM「春の予感」