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 スピルバーグに同意する件その2 . .『映画館での上映機会を得られないフィルムメーカーが評価の機会を再び失うことになってしまうことを忘れてはならない。』←これってどうよ。

 映画館で上映されない作品は、やはりそういう作品だよ。もちろん中には素晴らしいのはある。でもね、全てを拾いきれないもんだよ。全ての監督が評価の機会を得られるなんて甘い世の中ないって。芸術だよ? なに甘ちゃん言ってんの?だよ(笑)ホントに。

 それに、映画を見る人が爆発的に増えない限り限界はあるんだよ。器の量は決まっているんだ。ネトフリオリジナルが映画と認知されても、その器はから溢れる映画は必ず出てくる。ミニシアター系の映画がネトフリに移ってきたらミニシアターは消滅するよね。そうなると日の目を見ない映画は逆に増えるかもしれない。

 ネトフリが製作にGO出さない映画は、あるいは自主製作映画はミニシアターがなければどうにもならない…。そこ考えているんかな? また、配信オリジナルが映画と認知されれば、どんどん参入してくるよね、ネトフリ以外が。

 Amazonのように他の業界がメインの企業は余裕だけど、ネット配信だけが命のネトフリは他業界から参入してくる企業と対抗して行けるのか? 独占しなければ安泰になれないその道は厳しいのだ。どちらにしてもネトフリにはいばらの道がやってくる。

 また、日の目を見ない映画ってあるが、どんどん参入してこられたら、競争だよ。1番に自社の作品を観てほしい訳だから、売れ線に傾倒していくのは当たり前。だから、今以上に日の目を見ない映画は増える。ミニシアターがないしね。そうなってから気付いても後の祭りだよ。

 見る側から考えると、配信オリジナルが数社あるとする。その数社に加入しないとオールマイティに映画を網羅できない。一社だけではその会社のオリジナルしか観れないわけだから。 網羅するには月数千円の出費にはなる、月に3本以上は映画館に行くって人は同じコストで映画見放題だから問題ないけど、そんな人は実は非常に少ないよね。

 となると、考えられるのは低予算で上質な映画、利幅が大きい映画が多くなってしまい、超大作は望めないだろう。 しかし、どうして今目線でしか語れない人が多いんでしょうね。もっと全体を見てほしい。利害が絡んでいる人の意見にはやはり矛盾があるんだよ。

 ネトフリ擁護派の言い分にはほぼ100%反論できるのが現状。だから、やはりスピルバーグはすごいなあと思いました。

 追記 ネットオリジナルが映画と認められないとネトフリは作るの辞めるのかね? 評価の機会を失うってことはそういうことか?(笑)テレビ映画って事でも日の目は見るだろうよ、違うのか? テレビ映画はそんなに格下なのか? でもそのフォーマットを利用しているんだろ? なんか矛盾しているよな。

pie造(2019.3.19掲載)


 
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