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『黄色い星の子供たち』(La Rafle)(The Round Up)
 2010年 フランス映画
 監督 ローズ・ボッシュ

 原題は「一斉検挙」の意。ヴェル・ディブ事件を描いた映画。素晴らしい映画だったよ。生々しく悲惨な描写がある映画がいい映画ってのは大きな勘違い。これこそ素晴らしいという表現が合う映画。

 だけど、ナチスのユダヤ人もの映画だから、やはり悲惨ではあるよ…。これでも甘口って言う人がいるからね。誰か一人を集中してフォーカスしてる訳ではないから、ドキュメンタリー調な感じもあったし、メラニーロラン演じる看護師の心情もしっかり伝わってきた。笑顔をなくした子供達も…。若いアデルが出ていたな👍

 なんでこの映画をリストに入れたか忘れてたらメラニーロランが出ている良さげの映画を片っ端からリスト入りしたんだった(笑)でもほんまにいい映画だった。彼は何を思ってメリーゴーランドを見つめていたのかな。このラストも凄くいい。ここで終わるなって分かる終わり方の映画っていいよな。サラの鍵も観てみようかな。後味悪く酷く描けば描くほど人は食いついてしまう。それがあたかも真実のようになっていくのは危険。そういう意味でもこれは素晴らしい映画。ヴェルディブ事件。ラファエルアゴゲは良い女優だな。

pie造(2018.12.25掲載)


 
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BGM「春の予感」