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『君を想って海をゆく』(Welcome)
 2010年 フランス映画
 監督 フィリップ・リオレ

 国としてのあり方を思う前に 人間としてのあり方を思うべき。日本人にとっても、重要な問題だ。

 この邦題は好きだな。賛否あるみたいだけど…。確かにそれがメインの映画ではない。でも、そんな彼の直向きさに心打たれたのだろうし、難民問題も本気で考えただろうし、自分と向き合うきっかけにもなったんだと思う。この監督だから、おそらく重要な部分のはずです。

 このストレートな邦題は好きです。タイトルが映画の真髄を表す必要はないと思う。難民に厳しいフランス。日本も同じ。皮肉な原題。フィリップリオレ3作目だけど1番社会派な映画だな。クルド難民とかもっとちゃんと知っておかないと。こんな感じの夫婦でも離婚するのがフランスなのか。

pie造(2018.10.2掲載)


 
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