著者 乙一
文庫本は『GOTH夜の章 』『GOTH僕の章 』と上下巻に分れている。
黒乙と白乙があるとは知っていたけど、いままで読んだのが白なのか黒なのか、イマイチわからなかったんだよね。だけど、本作読んで分かったよ。いままでのは、白です。
そう、この作品は 黒 なのです。
主人公が同じの短編集。
ありえない話しばかりなんだか、すごい作り話をその場で聞いているかのように引き込まれる。
人間の闇の部分を、淡々と冷静に描いているから、逆にこれでもか!ってくらい闇が迫る。この主人公の闇も、一筋縄ではないな(笑)
最近のドラマで、こんな主人公あったような気がする…。
ラストの話は、ミステリーとしてもかなりのレベルだ。
https://youtu.be/ocjUZnArtuU
pie造(2016.11.2鑑賞) |