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『ザ・トライブ』(Plemya )
 2015年 ウクライナ映画
 監督 ミロスラヴ・スラボシュピツキー

 長編映画処女作 R18。 言語 手話。劇伴もなし。字幕もない。ろうあ者寄宿学校の話。

 悪に憧れるのはどこも誰も同じやな。大人も腐敗しているから手がつけられない。これがウクライナの現状なのか。

 しかし、言語が手話やから強烈に入ってくる。身振り手振りや表情でほぼ内容は分かるんだよね。だからこそ余計に衝撃的。

 やはり長回しはリアルさを際立たせるね。それにプラス手話やから、ドキュメンタリー感が強い。ボカシシーンはあるけどエロさはあまり無い。

 しかし素人の彼女の演技は凄いよ。実際のろうあ者を起用。みんな凄い役者ぶり! しかし絶望感は半端ない。

pie造(2021.5.30掲載)


 
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BGM「春の予感」