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『邪魔』
 著者 奥田英朗

 最初に邪魔って言葉が出てくる時の唐突感と、反面自然な流れで出てくるとも感じる、その反対の感覚が入り混じった絶妙なタイミングにゾクっと来たよ。

 人間は不思議な生き物だよな。いつ堕ちていくか分からん(^_^;)

 でも、終盤いきなり泣けてきた。自分でもえ?って思ったよ(笑) 人間捨てたもんじゃないって一瞬思ったってことなんだと思う。

 良かったよ。さすが奥田英朗だよ。

 タイトルからしてもっとドロドロかと、あるいはイヤミス系かと。意外と現実的な話やった。引き込まれます。

 人間堕ちる時はあっという間。泣けた時人目を気にして本閉じた(笑)

pie造(2021.4.11掲載)


 
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