『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(The Square)
2017年 スウェーデン映画
監督 リューベン・オストルンド
このような社会風刺映画って、観終わってからいろいろ考えて見えてくる物と、観ている時にダイレクトに感じる物とあるけど、特に比喩的な映画は前者だな。で、この映画は前者です。後から考察でもして見えてくる映画は、あまり好きではない。何故なら、何度か見たり、いろいろ考えたりしないとならないからだ。基本的に映画は一回しか見ない。(好きなハマった映画は別)
映画はストーリーが全て。そこに演出や映像やら風刺やらが加味されてて、味付けという位置だからこそ、その風刺とかが活きてくると思う。ストーリーより映像や風刺がメインなら、押し付けにしかならない。これを素晴らしいという人はいるだろう。だけど心底思う人はどれだけいるか? そして、どれだけ記憶に残る映画になるのか? 語り継がれる映画でなければ、どれだけ社会風刺が鋭くても、無意味でしかない。
あくまでも個人的な感想です。シュールな映画ではある。素人の詰め込みすぎ感ないか? 不快感のある映画をうまい作りと評価できないタチ。偏屈者のB型には不向きな映画(笑)クレスバンクどことなくトムクルーズ風。
pie造(2020.7.31掲載) |