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『おやすみなさいを言いたくて』(A Thousand Times Good Night)
 213年 ノルウェー・アイルランド・スウェーデン映画
 監督 エリック・ポッペ

 今まさにテロをしようとしている側の人間の、その姿を写真に撮ることに、何の意味があるのか見出せない。報道写真は、真実を知らせるという重要な役割がある。テロする側にも大義名分があり、解決出来ない深い溝があるのも分かる。だから、一方的に非難するつもりはない。

 しかし、テロを見逃してまで、真実を知らせるとこが、やらなきゃならない事とは思えない。それが少しでも解決に繋がる事とは、微塵も思えないのだ。この映画は、そこを描いている訳ではないのだろうけど、けれど、彼女の使命感に疑問を持ってしまう…

 映画の本質とは違う事が気になる。この家族もみんな迷走してる。子供の自爆テロに驚いているが、テロによって多くの子供も死んでいる。

pie造(2019.8.17掲載)


 
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BGM「春の予感」