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葉羽

「五陰盛苦(ごおんじょうく)」は仏教の言葉で、五つの要素(五蘊)、つまり色・受・想・行・識(身体・感覚・概念・心で決めたこと・記憶)のそれぞれに執着することが苦しみであるとの意。五蘊盛苦とも言う。 

 五陰盛苦も五蘊盛苦もパーリ語で書かれた仏典の訳語ですが、原典にある「執着」という言葉が入っていないため、解釈が難しくなっています。

 訳す旅に意味が少しずつ変化していく伝言ゲーム~こういう事って、よくあるのではないかと思います。やはり、本来の文化世界の中で用いられてこそ、「言語」の本当の意味が理解できるのではないでしょうか。

※背景は向山遺跡発掘中(相馬・福島道路)。

(2014.11.27掲載)


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