葉羽
「求不得苦(ぐふとくく)」は仏教の「四苦」の一つ、「求めて得られない苦しみ」を指します。
「四苦」にはこのほか、愛するものと別れなければならない「愛離別苦」、憎むべきものに出会わなければならない「怨憎会苦」、人間生存自体の苦を示す「五陰盛苦」があり、四つ目の「五陰盛苦」には、五つの苦しみを包含することから、「四苦八苦」とも呼ばれます。
人生が苦であるということは、仏陀の人生観の根本であると同時に、これこそ人間の生存自身のもつ必然的な姿…生きるのが苦しいと感じた時この考えに触れ、逆に気持ちがスーッと軽くなりました。
(2014.3.10掲載) |