葉羽
「先憂後楽」とは、常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと。北宋の忠臣范仲淹(はんちゅうえん)が『岳陽楼記』の中で為政者の心得を述べた言葉です。
東日本大震災の後、自らも被災し家族を失いながら、多くの警察官、消防隊員、公務員たちが“滅私”の活動を行うのを見てきました。福島県の誇りである彼らに“後楽”のあらんことを。
また国の特別名勝、日本三名園の一つである岡山市の後楽園(※背景写真)は、この「先憂後楽」から名付けられたものです。
(2013.12.23掲載)
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