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#315 玉味噌の話

fumie 筍のみそ焼きの味噌は 仕込みに長時間かけてる味噌なんです。基本になる玉味噌をまず作ります。 西京味噌と多量の卵の黄身、酒などを入れて火にかけ練り上げるんです。

 一番弟子?の私は火にかける前までの作業を、親方が仕入れに行っている間に進めます。 ドデカい鍋に西京味噌を入れ、卵を一個づつ割り黄身だけを味噌に入れていく。 他の調味料を加える。 そしてホイッパーで混ぜていくんです。 ところが新鮮卵は なかなかつぶれないんです。 重労働!

 30年間玉味噌を作っていて 10年めの頃、「あっ!そうだ!」と思いつき、別のボウルに黄身だけを入れかきまぜてみました。こりゃ簡単! それを鍋に戻し味噌と混ぜました。 時間短縮、楽チン! 夫が仕入れから帰って来て 味噌を火にかけて練り始めてしばらくしたら、「今日何か違うことした?」 と聞かれ ゲッ( ゚д゚)ゲッ! 何でわかっちゃったんだろう😅

「黄身を先に混ぜて、それを味噌に入れてから合わせた…」😓 そんなことをしたから味噌にコシがなくなってしまったそう💦 作り直し!と捨てられてしまいました😱

 ちゃんとやらなきゃですね。反省しましたよ。深〜く。 この大事な命の玉味噌は、白和えや胡麻和えの和えものにも、もちろん味噌焼きにも使われます。 長くなりましたが、玉味噌の話しでした。 明日も筍の味噌焼き登場します。 手を抜かないで 頑張ります🤗

Chaco さすが親方‼️卵の加え方の違いをすぐに見破ってしまうとは…💦

 Photo by fumie
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