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    その4 永遠の若手を目指して

Report by ミースケ
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「希望回復作戦」

Music of My Mind
 

 若手のポジションに入るが、話が合わない。
 おっかしーなー。

 17時には帰宅準備に入る俺。
 ・・・だからなのか、みんなの話題についていけない。

 というより、みんなのことよく知らない。
 仕事している姿しか知らない。

 共通の話題は仕事。
 つまらんヤツになってもーた。
 こんなはずじゃなかった。

 でも、俺間違ってないと思う。

 週末飲み会があった。二俣川。だれだ幹事は。 
 現地に向かう途中、同僚と会う。

 バスに乗り込もうとしたとき、 
 同僚A「どこ行くんですか?」 
 同僚B「バカ、失礼だろ。」

 ・・・距離感じるな~。

 飲み会の名目は、非常勤職員の送別会。 
 プレゼントを買うらしい。

「どれにする?」
「きゃー、かわいい。」 

 決めておいてよ・・・だれだ幹事は?
 え?先に行っちゃった?まじかよ。

 このやりとりが15分くらい。 
 極め付けが俺に猫耳をかぶせ、「かわいい~。」

猫耳

猫耳

 つっこまず、ニヤリとクールな笑顔で対応。
 ピリピリした空気を作ることに成功。

「真面目に選ぶプレゼントじゃないんだな?
 おもちゃ買うんだな?早くしろよ!」的な。

 先に行っときゃよかった。
 今度からそうしよう。あーつかれる。

 飲み会会場に到着。俺の登場になぜか拍手。

 あーそうか。
 初参戦なので
(いまさら?ええ、そうですが何か?)
 拍手なのか。

 で、結局俺は仕事の話しかしなかった。

 挙句の果てに、「若手」から、
「○○さん、こういうところにきて、親交を深めましょうよ。」
「せっかく和気藹々とした職場なんですから。」 だとさ。

 うーん、悪くはないが・・・なんだろ。
 向こうだけでなく、こっちも距離をつくり始めちゃったんだよな~。
 きっと。

 考えてみれば、学生時代も話の中心は、
 活動内容や気構えみたいなのが多かったな。

 お互いの趣味のことは二の次だったり。
 本当に真面目なんだね、自分。

 飲み会にしても、段取りとか気にしちゃう。
 買い物のときなんか、前はもうちょっと楽しめたモン。
 趣味・・・なんだっけ。寝ること?

 あぁ、わかった。俺活気がないんだ。
 我が子にエネルギー吸われてるんだ。

「結婚できて、子どもがいていいなー」なんて言われるが、
 こっちが「いいなー」と思ってしまうよ。

 お互いの異なる環境のこと話し始めたら、合わないのは当たり前だわ。
 ・・・あ、真面目?

「全身全霊で家族に捧げています」 
 だからこれでいいんだ。

《配信:2019.6.10》ミースケ ミースケ


 

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