無知の涙 by 真魚
どんなに耳を澄ましても 聴けない音がある
どんなに息を殺し潜んでも 目には映らないものがある
それは静寂でも沈黙でもなく ただ ただ 私達の中に横たわる何か
それを心地よいと感じるも 胸苦しいとあがくのも 全ては己、己次第なのだ
なぜなら恐怖は 無知から生まれるのだから