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  食べれるものなら  by まめしば

 今日のお昼は 海鮮丼!
 ちょっと奮発です。
 お、エビがこっち向いてる。
 そこに隠れてるのはホタテさんではありませんか。
 きらりイクラは乙姫様の玉櫛笥。 うふ。

  …おひしそほ…

 食べるのよ。ささ、食べるのよっ。
 と握りしめたお箸の向こうに
 仲良しこよしの二人組。
 …おー、若者たち、君たちも海鮮丼かい??!
 その若さで10年早いのではないのかい??!

 なんて思う間もなく聞こえ来る二人の会話。
 …聞いてる訳じゃないぞぉ。
 聞こえてくるからしょうがないんだぞぉ。
 と自分に言い聞かせながらも  はっ!!
 気づけば耳ダンボ
(某ディズニーキャラのあれです)

 ね、ね。 この菊の花食べれるの??
 ん~、どうかなあ。
 たべれそうだよぉ、だってきれいだもん。
 そうだね、ここにのってるんだから
 食べれるんだよ きっと。
 え~、じゃあ 食べてみてぇ。
 やだよ、自分 食べてみ。

 おいっ!おばさんが食べてやる~~~~~~~。
 あの黄色い菊の ちっちゃな飾り一個で
 若者達は ずっと
 ずずずううっと語りあうのでありました。

 


Poem by まめしば
BGM 花鳥風月 "シロツメクサ"
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まめしばまめしば
「ごちそうさまでした~。」
・・・・・つ、つりはいらん。

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その16

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