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  第129話 東日本大震災!

Report by Marin
 Site Arranger by Habane
  BGM:BEAT7

マリン 2011年3月11日、14時46分。地震発生。

 

 地震!

 私は12階建ての建物の10階にいました。
 最初のひと揺れで「これはいつもと違う」と感じました。
 すぐに「頭を隠せ」「机の下に入れ」との声が飛び交い、
 私も近くの机の下に入りました。

 揺れはだんだん大きくなり、
 ぐるぐる回っているような揺れ。
 一瞬、止まったように感じたのもつかの間、
 大きな揺れが数分(←体感)も続きました。

 机の下にいても揺れで押し出され、
 頭を隠すことだけで精一杯でした。
 机上、棚上のあらゆるモノが落ちました。
 書棚も扉が全開になり、書類などがほとんど落下しました。

 床は書類やモノが何層にも積み重なり、
 整然とならんでいた机はあちこちに向き、
 ただならぬ揺れであったことを確信しました。

 揺れが収まってからは、指定の避難場所に避難しました。
 コートや上着を持って出ることができずとても寒かったです。

地震被害

 大きな余震も続き、自分がいた建物を見ていると、
 崩れるのではないかととても心配でした。

 2時間たっても職場には戻れず、
 携帯電話や財布を置いてきてしまった私は
 連絡することも帰宅することもできないのではと不安でした。

 特に保育所にいた息子が心配で心配でしたが、
 夫が実家に連絡し、祖母が迎えに行ってくれたようです。

 17時半頃になり、建物内へ入ることが許されました。
「必要最小限の物のみ持ち出すこと」
「15分以内で速やかに立ち去ること」の条件付き。

 それでも職場に戻れたのはとてもありがたかったです。
 19時頃、福島市を私有車で出ました。

 国道4号で一部通行止めが出たため、
 山道を3時間かけて帰りました。
 遅くなったけど、我が子や義父母の顔を見たときは
 本当に無事でよかったと心底思いました。

 ほっとしましたが、余震やら神経の高ぶりで
 ほとんど眠ることはできませんでした。
 明日からどうしよう・・・
 こればかりが頭の中を巡っていました。

(第129話 ここまで 2011.3.20) マリンマリン

 

 

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